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2016 年度 研究成果報告書

室温・液体中光記録の検証:分子の光応答への緩和効果のナノ空間拘束による劇的抑制

研究課題

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研究課題/領域番号 26600017
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 ナノ構造物理
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2016)
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (2014-2015)

研究代表者

村上 洋  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 量子生命科学研究部, 研究員(定常) (50291092)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード逆ミセル / ホールバーニング / ナノ空間 / ガラス / 緩和 / 光応答 / 色素分子 / 熱雑音
研究成果の概要

コンピューターに代表される電子的機能素子は通常固体状態で実現される。最近注目の量子コンピューターでは素子は絶対零度(-273度)程度の低温で機能する。電子的機能は熱雑音に弱い。それでは、室温・液体中という大きな熱雑音下でそのような機能素子は実現できないのだろうか?本研究では、逆ミセルというナノ拘束空間を用いてその実現可能性を調べる。逆ミセルの中に光機能分子を導入し永続的ホールバーニング分光を行い、その分子の光応答の減衰が、熱雑音に関わらず空間拘束により抑制されることが明らかになった。この結果は新規なナノ機能素子実現の可能性を示唆し、生体反応の量子力学的効果の解明においても重要である。

自由記述の分野

化学物理、光物性、生物物理

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公開日: 2018-03-22  

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