研究課題
挑戦的萌芽研究
有機強誘電体は反転電位が低く、安価なことから、メモリ材料やアクチュエーターへの応用が期待されているが、極低温でのみ強誘電性を示すものが多いため、実用化は困難であった。我々は配位高分子の細孔に強誘電性分子もしくはイオンを導入することで、相転移温度が変化すると考え、種々の配位高分子に、多様な強誘電性ゲスト化合物を導入し、強誘電性分子もしくはイオンの相転移挙動を調べた。この包摂体の相挙動を調べたところ、包摂体では相転移が起こらなくなっていることがわかった。
配位高分子、イオン伝導、電気化学、固体化学