本研究では、グラファイトやカーボンナノチューブなどの炭素材料よりも表面に含酸素官能基を多く含む膨張化炭素繊維ExCFsを利用してサブナノサイズの金属クラスターを生成可能なデンドロンを固定化し、そこにPtイオンを配位させた後、還元処理を施すことでサブナノ白金クラスターを炭素繊維上に固定する方法の確立を行った。具体的には、金属イオンの配位サイトに富むが熱分解しやすいPAMAMと、剛直な芳香環により耐熱性が高いDPAをExCFs上に固定化した。さらにその耐熱性調査とクラスターの粒子径評価、電極評価を行った。芳香環デンドリマーDPAの系で単分散かつサブナノサイズのPtクラスターが多く確認出来た。
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