電子線リソグラフィーと収束イオンビーム(FIB)を用いて固体基板に直径100nmのナノ開口アレイを製作し、ナノ開口を脂質二重膜で封止することができた。また、紫膜でナノ開口を封止することで、中空膜でバクテリオロドプシン2次元結晶を高速AFMで高解像観察することに成功した。さらに、直径100nmのガラスあるいはポリスチレンビーズを鋳型としてシリコーンゴム(PDMS)に多数のナノ開口を簡便に製作することにも成功した。基板支持膜に再構成されたイオンチャネルKcsAの四量体と拡散ダイナミクスを高速AFM観察することにも成功した。今後、KcsAを中空膜に再構成し機能動態の高速AFM観察を行っていく。
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