数百℃の高温環境に設置する容量型MEMSセンサのための信号読取り技術を実証した。高温環境に耐熱性容量型センサ,SiCダイオードブリッジ,およびカップリングキャパシタを設置し,そこから配線を室温環境に伸ばし,Siの信号処理回路に接続する。 まず,pn接合SiCダイオードに白金電極を形成することで,400~600℃の高温でも動作することを確認し,各温度における特性を測定した。また,高温で利用できるダイボンディング,ワイヤーボンディングなどの実装技術を開発した。これらの要素技術を用いて,SiCダイオードブリッジ回路を構成し,高温で試験した。さらに,SiC微細加工技術を開発し,センサ基本構造を試作した。
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