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2014 年度 実施状況報告書

金属酸化物からのトンネル電子による、結晶性酸化物ヘテロ接合の形成

研究課題

研究課題/領域番号 26600087
研究機関九州大学

研究代表者

渡部 行男  九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40274550)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードヘテロ構造 / ナノ接近
研究実績の概要

1. 本申請で、低温ラマン測定について、業者とう打ち合わせ、問題点を洗い出すため、京都大学理学部を訪問し測定装置を見せて頂きながら、測定上の手順について伺った。但し、この方法は、過激な円安により予算上無理になった。このため、別の方法を検討したが、この間に、大学移転が2015年6月~8月と連絡があり、移設先の実験室面積が現在の1/3に減らされることになったため、装置購入は移設後にし、以下の3つの検討を行った。
2. BaTiO3 と Siの ナノ接近の追加実験を、連携研究者加来滋助教を本学に3回招聘して共に行った。
3. 本研究に関して、申請していた特許について、拒絶通知に対応し、特許化した。
4.本現象の応用を数値的に解析し、また、原理を理解するための第一原理計算の準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

大学移転が2015年6月~8月、移設先の実験室面積が現在の1/3に減らされることになったため、装置購入は移設後

過激な円安により,想定した装置が予算上無理になった

今後の研究の推進方策

1. 低温ラマン測定 シンクロトロン

2. ナノ接近の追加実験

3. 第一原理計算による現象解明

次年度使用額が生じた理由

本申請で、低温ラマン測定について、業者とう打ち合わせ、問題点を洗い出すため、京都大学理学部を訪問し測定装置を見せて頂きながら、測定上の手順について伺った。但し、この方法は、過激な円安により予算上無理になった。このため、別の方法を検討したが、この間に、大学移転が2015年6月~8月と連絡があり、移設先の実験室面積が現在の1/3に減らされることになったため、装置購入は移設後にした。
この実験変えて、管理費と校費を用いて、連携研究者の加来滋助教を3回招聘し、本研究の試料作成条件を検討した。

次年度使用額の使用計画

移転後に上記の検討を行う

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Novel Electrical Conduction of Insulators under Examination of Defects and Injection and Relationship to Theories of Ferroelectric Domains2014

    • 著者名/発表者名
      Y. Watanabe, Y. Urakami, D. Matsumoto, S. Kaku, S.-W. Cheong, G. A. Thomas and S. Miyauchi
    • 雑誌名

      MRS Proceedings (mrss14-1674-j02-06)

      巻: 1674 ページ: 1-12

    • DOI

      http://dx.doi.org/10.1557/opl.2014.686

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Proper Permittivity for Depolarization Field in Perfectly Insulating Ferroelectric and Examination of Background Permittivity2014

    • 著者名/発表者名
      Y. Watanabe
    • 雑誌名

      Ferroelectrics

      巻: 461 ページ: 38-43

    • DOI

      10.1080/00150193.2014.889540

    • 査読あり
  • [学会発表] Novel Electrical Conduction of Insulators under Examination of Defects and Injection and Relationship to Theories of Ferroelectric Domains2014

    • 著者名/発表者名
      Y. Watanabe, Y. Urakami, D. Matsumoto, S. Kaku, S.-W. Cheong, G. A. Thomas and S. Miyauch
    • 学会等名
      MRS Spring Meeting
    • 発表場所
      San Francisco, USA
    • 年月日
      2014-04-05 – 2014-04-25
    • 招待講演
  • [産業財産権] 金属化合物を含むヘテロ接合を有する構造2014

    • 発明者名
      渡部、加来
    • 権利者名
      渡部、加来
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2014-25971
    • 出願年月日
      2014-12-25

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公開日: 2016-05-27  

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