マルチコアファイバー(MCF)レーザーの新しい位相同期法として,時間領域スーパーモード選択による位相同期モード同期を提案した。まず通常の単一コアファイバーを用いて音響光学素子駆動による能動モード同期発振器を開発した。動作は十分安定で再生モード同期機構は不要と分かった。しかし19コアファイバーの場合モード同期は得られなかった。波長分散のため多数のスーパーモードが励振できるためと考えられ、適切な波長フィルタを現在検討中である。 並行して,相補的な方法である可飽和吸収体受動モード同期位相同期MCFレーザー,干渉法を用いたスーパーモード解析,シミュレーションによるMCFの自己収束限界等の研究を行った。
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