筑波大学6 MVタンデム加速器質量分析装置のCO2ガス負イオン源において、レーザーアブレーション試料導入方法についての検討をおこなった。また、CO2ガス負イオン源からの炭素ビーム試験とシステム性能確認を実施して、最適CO2ガス流量(~1.6μl/min)と最大12C-カレント(~12μA)を確認した。CO2ガス負イオン源における14Cバックグラウンドは、0.48±0.05 pMC(42,900 yr BP)であった。本研究成果は、石筍などの炭酸塩試料から発生させたCO2試料の14C測定において、オンライン測定の為のレーザーアブレーション-AMS用インターフェースとして利用可能となる。
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