CAT(k)空間に代表される曲率が上に有界な距離空間に対して,リーマン幾何学と幾何学的トポロジーの観点から,CAT(k)ホモロジー多様体の幾何構造を計量幾何学的に研究することによって幾何学的トポロジーを展開した.主に,CAT(k)空間上のリーマン微分構造の研究,CAT(k)空間上のリーマン体積測度の研究, CAT(k)空間に対する測度付きグロモフ・ハウスドルフ収束に関するプレコンパクト性の研究について取り組み,研究協力者であるAlexander Lytchak氏(ケルン大学)とともに汎用性の高い研究成果を得た.
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