研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、実験室光電子分光用光源に広く用いられているHe放電管において、測定槽の超高真空を保ちつつ、超伝導ギャップ測定を高効率化するためのHeIα共鳴線の集光光学系を開発する事である。Snフィルターを導入することで、回折格子を用いることなくHeII共鳴線の強度を落とすことが可能になり、かつHeIα共鳴線の強度も維持することが出来る。Snフィルターの耐久性が課題であったが、Niサポートメッシュ付きのSnフィルターを導入することで、その課題を克服することが出来た。
光電子分光