研究課題
挑戦的萌芽研究
アルカリ金属原子を含有したガラスの表面状態や,そこからの光誘起脱離の特性について,系統的に調査し,石英ガラスとパイレックスガラスでの違いを明確にした。レーザー冷却実験に応用できる光誘起脱離レートを達成できるアルカリ金属含有ガラス材料は実現できなかった。ガラス材料にこだわらず,PDMSなど容器の内側にコーティングする材料であれば,高い光誘起脱離レートを室温で実現できる可能性はあると考えるが,十分な検証までにはいたらず,今後の課題である。
原子分子光物理