研究課題
挑戦的萌芽研究
従来の海水の塩分測定の問題点を克服し、定義に基づく塩分測定を実現するために、屈折率の測定に基づく絶対塩分計を開発した。市販の分光干渉レーザー変位計と光学部品からなる測定セルを組み合わせた測定装置を試作した。絶対塩分の検出可能範囲は6~120g/kg、分解能は0.13mg/kgであるが、純水の代わりに標準海水を基準にすることで、低塩分(6g/kg以下)の試料を測定できる。装置の校正には、純水とIAPSO標準海水が有効なことを確かめた。
海洋物理