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2015 年度 研究成果報告書

新しい指標セリウム同位体比を用いた後期更新世の日本海溶存酸素環境史の復元

研究課題

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研究課題/領域番号 26610166
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 層位・古生物学
研究機関東京大学

研究代表者

多田 隆治  東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (30143366)

研究分担者 高橋 聡  東京大学, 大学院理学系研究科, 助教 (60615251)
中田 亮一  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 高知コア研究所, 研究員 (50726958)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード日本海 / 溶存酸素環境 / 酸化還元鋭敏元素 / セリウム同位体比 / 深海堆積物 / 明暗互層 / 後期更新世
研究成果の概要

第四紀日本海は,溶存酸素に富む酸化的環境と酸素に乏しい還元的環境の間を繰り返し変動し,明色-暗色互層を堆積させてきた.本研究では,近年採取された日本海深海堆積物コアを対象に,微量元素組成分析を行って底層水の酸化還元度を復元し,酸化的と判断された層準における酸化環境の程度を,セリウム安定同位体比を用いて細分化することを試みた.微量元素分析の結果,酸化的環境と判別された明色層においてもセリウムを還元する程度には還元的であり,同位体比の分析検討には適さないことが判明した.今後,最終年度に採取したサンプルについて更に検討し,よりセリウム同位体比の検討に適したサンプルを特定して研究を進める予定である.

自由記述の分野

地質学、地球化学的手法による堆積記録解読と地球システム変動メカニズムの理解のための研究

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公開日: 2017-05-10  

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