研究成果の概要 |
フェムト秒レーザー光を長焦点レンズにより集光することで得られるレーザーフィラメントを反応場とし,強レーザー場における多体反応過程について調べた。エチレンガス(~1気圧)を封入したガスセルに強レーザーパルス(~40 fs, ~1mJ/pulse)を集光してレーザーフィラメントを発生させ,生成物をTEMやEELS, XPSなどを用いて分析した。その結果,水素化アモルファスカーボンが主な生成物であり,そのsp2/sp3炭素比やナノ微粒子のサイズがレーザー場の波長・強度などに対して鋭敏に変化することが見出された。
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