研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究課題では、ラマン分光生体内解析を行うための新しい標識分子を開発することを目的とする。将来的に生体分析のマルチモダリティを確保するための一つの大きな候補となりうるのが、ラマン分光法である。細胞を構成する分子が与えない2000cm-1周辺での分子特異的な周波数を与える標識を化学合成したとともに、温和条件で外部刺激によって活性化した時にだけラマンシグナルを与えるような新しい発想の標識分子を創製した。最終的には、この機能性ラマン標識を用いて生体分子を標識して細胞内での分子挙動を観察した。
生物有機化学