酸化ニオブを光触媒、分子状酸素を酸化剤とする各種光酸化反応について検討を行った.具体的には,各種アミン類とアルコール類の酸化的C-Nカップリング、置換フェノールとアルコール類の酸化的C-Oカップリングについて検討した.また,アルコール光酸化について流通式反応器を適用し,定常的に酸化生成物が得られること,表面反応過程あるいは生成物の脱離過程が律速段階であること,酸素の供給方法即ち酸素濃度についてさらに検討が必要なことを亜kらかとした.さらに活性錯合体の濃度の向上には比表面積の向上が有効であること,生成物の脱離速度については適切なルイス酸点の強度の選択が重要であることを明らかとした.
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