研究課題
挑戦的萌芽研究
メソポーラスシリカガラスに光活性イオンをドープして焼成・緻密化することでその周囲に歪んだ特異な酸素配位構造が生じ、高効率に発光するガラスが得られる。この構造と電子状態の相関を検討し、新規機能を発現させる設計につなげるために、量子化学計算とCu K-edge XAFSを組み合わせてCuをドープしたガラス中の発光イオンの構造を解析した。その結果、ボート型のSi-Oの8員環モデル構造でXANESスペクトルの形状が再現でき、またモデル構造に近い酸素配位でEXAFSスペクトルを概ね説明することができた。
無機材料化学