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2015 年度 研究成果報告書

金属ナノ材料を対象とした共振疲労試験手法の開発と疲労損傷メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26630009
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関京都大学

研究代表者

澄川 貴志  京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80403989)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードナノ / マイクロ / 疲労 / 金属
研究成果の概要

ナノスケールの金属材料における疲労挙動を明らかにすることを目的として,共振疲労試験手法を開発した.1μm以下の金単結晶微小試験片に対して疲労試験を実施した結果,試験部表面に微細なすべり帯が発生した.このすべり帯の形成応力は150 MPa以上と見積もられ,バルク材における固執すべり帯の形成応力よりも6倍以上大きい.試験後の試験片の断面観察では,試験片表面近傍に約60 nmの幅の突き出し/入り込みが形成されていた.複数の試験片を用いて実験を行った結果,10μm以下の材料に発生する疲労損傷の様相は,バルク材の固執すべり帯と類似しているが,形成応力や形成寸法に寸法効果が存在することを明らかにした.

自由記述の分野

微小材料強度学,金属結晶学

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公開日: 2017-05-10  

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