研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,温度差のみにより駆動されるクヌッセンポンプを構築し,基礎特性を調査した上で,多孔質膜における上・下流の圧力差から多孔質膜上に堆積した微小粒子の量を計測するCAMM法を組み合わせることによって,小型で可搬かつ安価で操作性も良いPM2.5濃度計測手法及び装置の開発を行うことを目指した.その結果,多孔質膜の孔径や重ね方によってクヌッセンポンプの特性が変化する可能性を明らかにした.一方で,多孔質膜上に微粒子を捕捉するためには更なる性能向上が必須である.
流体工学