研究課題
挑戦的萌芽研究
真空遮断器などの真空絶縁機器の直流送電系統への適用拡大に向けて、直流電圧の極性反転時における帯電分布変化などの機器絶縁への影響を考慮する必要がある。特に、固体絶縁物沿面上の帯電現象に着目し、極性反転時における固体絶縁物上の電荷挙動について検討した。帯電電位と発光強度の時間推移の双方から、直流電圧の極性反転時には、沿面放電に至らずとも帯電を中和するような電荷挙動が起こり、その時定数は数ms~十数ms程度と比較的遅いことが明らかとなった。
電気機器