本研究はコヒーレント波をセンシングに用いたイメージングにおいて、計測対象を加振することで高空間周波数情報を低域にシフトする空間変調効果を利用し、加振を行わない従来画像に、加振ドップラ計測により得られた画像を復調して、高空間周波数に逆シフトし、合成することにより超解像イメージングを行う手法をの基本原理を創出し、超解像アルゴリズムの定式化を行った。また、ネットワークアナライザを用いた新たな加振ドップラ計測システムを構築し、寒天ファントムを用いた超音波イメージングにおいて、従来法では分離できない2本の反射体を本手法で分離でき、実験的に3倍の空間分解能向上が得られることを示した。
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