本研究では橋梁構造物の緊急点検を支援する遠隔操作が可能な小型カメラ搭載の無人飛行体点検システムの開発を目指す.2カ年にわたり,屋内外の実験による飛行安定性やデータ転送能力テストの結果,飛行は可能であるものの全体的なバランスの制御に大きな問題ある結果となった.また球形フレームの補強だけでは強度が不足しており,球形フレームそのものをFRPで再製作することになった.センシングに関しては,画像センシングに必要な事前検討が行われ,性能が劣るPCカメラであっても超解像解析にによってひび割れの同定は可能であることがわかり,無人飛行体のみならず移動ロボット点検などに十分活かせる知見が得られた.
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