研究課題
挑戦的萌芽研究
高レベル放射性廃棄体からの放熱やエネルギー資源の地下開発に伴う高温環境の出現などにより,高温温度環境における変形挙動を把握する事は重要な課題となっている.本報告では,軟岩相当の凝灰岩と泥岩を用いて高温環境下の一軸クリープ試験を実施し,その時間依存性の変形挙動を検討すると共に軽量気泡コンクリートを用いた同一条件の試験により,三者を比較検討した.その結果,本報告に用いた岩石試料では,加熱により加速するクリープ現象が観察された.一方,脆性材料でもALCは加熱により減速するクリープ現象を示した.
熱加速クリープ