研究課題
挑戦的萌芽研究
明治・大正期に京都とその周辺地域で書かれた古日記の天気記録と気象観測データとの関係を分析したところ、日記天気記録は日単位では非常に誤差が大きいが、月単位・季節単位といった期間積算値を用いることで客観性が高まることが確認された。この結果を用い、過去約240年間にわたる近畿における梅雨期間の長期変動を分析したところ、20世紀が過去に見られないような梅雨期間の長期化した時期であったことなど、過去の研究でも指摘されていたことを再確認する結果が得られた。
水文学、古気候学