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2015 年度 実施状況報告書

アルミ合金押出し成型材を用いた組立型制振壁の提案と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 26630259
研究機関早稲田大学

研究代表者

新谷 眞人  早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (30434319)

研究分担者 山田 俊亮  安田女子大学, 家政学部, 助教 (80580076)
宮津 裕次  広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70547091)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード組立制振壁 / エネルギー吸収材 / アルミ合金
研究実績の概要

これまでに、主に、アルミニウム合金材によるエネルギー吸収効率の高い木質耐力壁の開発を中心に進めてきた。昨年度までに実施した、実物大の耐力壁の性能試験では、アルミエネルギー吸収材と木造部の接合箇所が原因で想定した性能に届かない傾向が見て取れた。
今年度には、共同研究者らと新たに、組立壁形式であるが、鋼材を用いたエネルギー吸収材を層崩壊被害の特に多い低層木造建築物を対象に層間変形を一様化する機能を有する制振装置への適用を提案し,その有効性を静的載荷実験と2次元フレーム解析により検証することも行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

アルミ合金材のエネルギー吸収材の性能最適化に関する数値解析的研究からの性能検証、そして実構造物への適用までを実施してきた。加えて、共同研究者らと、新たな適用性についても検討を行っている段階にある。

今後の研究の推進方策

アルミ合金材のエネルギー吸収材の性能最適化に関する数値解析的研究についての研究の推進の他、新たな適用性などについても研究の展開を行う計画である。

次年度使用額が生じた理由

次年度に、新たな研究の展開として、組立壁形式のいくつかの方式について実験を行う計画である。中でも、層崩壊被害の特に多い低層木造建築物を対象に層間変形を一様化する機能を有する制振装置への適用について検討を進める計画である。

次年度使用額の使用計画

これまでの当該研究課題を通じて開発を行ってきたエネルギー吸収材の研究開発に加え、層間変形を一様化する機構への適用に関する構造実験に主に使用する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] アルミニウム合金製エネルギー吸収材を用いた木質組立壁に関する研究2015

    • 著者名/発表者名
      夏目大彰、前田寿朗、山田俊亮、新谷眞人、江尻憲泰、松野浩一
    • 雑誌名

      日本建築学会学術講演会梗概集

      巻: - ページ: 337-338

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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