メカノケミカル法を用いて、MgS-P2S5-MgI2系やMgS-MgBr2系硫化物固体電解質を作製した。どちらの系においても熱処理後において導電率が増加し、特に50MgS・50MgBr2 (mol%)電解質は、200℃で9×10-6 S cm-1の導電率を示した。マグネシウム塩としてMg(TFSA)2を添加したP12TFSA柔粘性結晶やポリエチレンカーボネート(PEC)電解質を作製し、特性評価を行った。どちらの電解質もイオン伝導性を示し、Mg(TFSA)2を50 wt%添加したPEC電解質は、60oCにおいて2.9×10-6 S cm-1の導電率を示した。
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