手動で制御可能なFSW装置を設計・試作し、「ハンドFSW技術」を確立した。対象を3㎜厚までのAl合金およびMg合金とし、Mg合金に対しては、加工に伴う<0001>方向への配向性(集合組織の形成)の問題を解決する手法を確立した。これらの目的を達成するために、荷重・トルク相殺ダブルツール設計を行った。 通常数百kgf以上必要なツール押し付け力、接合方向並びにそれらに垂直な方向への力のいずれもが10kgf以内と収めることに成功した。これに加えて、予熱システムを用いて更に必要な力を低減させるとともに、作業者が接合方向を意図的に決定できる仕組みを構築した。
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