研究課題
挑戦的萌芽研究
ティラピア由来ゼラチンに疎水基としてコレステリル基を導入することにより、様々な導入率を有するコレステリル化ゼラチンを合成した。脂質集合体であるリポソームに添加することにより物理的な架橋形成を動的粘弾性測定により確認した。得られたリポソーム集合体は、コラゲナーゼによる分解された。コレステリル基導入率の高いリポソーム集合体は、低い導入率のものと比較して分解速度が遅かった。肝細胞に対してコレステリル化ゼラチンを添加すると濃度依存的に細胞集合体が形成されることが明らかとなった。
生体材料