液中のナノ粒子を計測するために、KCl過飽和水溶液中にナノ粒子を導入し、粒子を成長させて光学的に検出する方法について検討した。その結果、粒子の成長時間80 s、過飽和度が1.005~1.010の範囲で、0.3ミクロンの粒子が0.5ミクロン以上粒子に成長することが確認できた。 層流型の粒子成長管を用いて、KClの不均一核生成による微小粒子の成長が確認されたが、均一核生成が抑制できる過飽和度の範囲は極めて小さく、またその絶対値も低いため、さらに微小な粒子を成長させるには如何に均一核生成を抑制するかが鍵となる。
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