アルカリ交換膜型燃料電池において非白金材料によるアニオン交換膜型燃料電池用の高効率な電極触媒を開発し、従来の白金触媒を超える電極触媒を提示することが本研究の目標である。本研究では(1) Ni酸化物の電極活性の酸化状態依存性、(2) CoO酸化物の複合効果、(3) Agナノ粒子触媒のサイズ効果、(4)Ru-Irナノ粒子触媒について検討した。これらの検討で、(4)のナノ金属粒子のバイメタル化が有効であることが明らかとなり、Ru-Irナノ粒子触媒がPt/C触媒の2倍の水素酸化活性を示すことを見いだした。
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