研究課題/領域番号 |
26630447
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
田原 弘一 大阪工業大学, 工学部, 教授 (20207210)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 宇宙環境 / 宇宙機器 / 水蒸気発生装置 / グロープラグ / 推進剤 / 電気推進 / 宇宙ステーション / リフレッシュ |
研究実績の概要 |
グロープラグを用いた小型水蒸気発生装置の試作とその基礎性能特性を取得した。 1.グロープラグを用いた実験用小型水蒸気発生装置を設計・試作した。内部の構造、グロープラグの本数、グロープラグ電気入力、水流量、蒸気出口面積、出口圧力を変化させ、それらの関係を調べた。 2.得られた小型水蒸気発生装置の特性、内部物理現象を仮定しモデル化し、現象の解明と水蒸気発生装置の性能を予測できる数値計算コードを開発した。 3.開発した数値計算コードを用いて、小型水蒸気発生装置内部の物理現象を解明、性能予測を行い、それらの計算結果と実験結果を比較検討し、実用器設計指針が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
グロープラグを用いた小型水蒸気発生装置の試作とその基礎性能特性の取得がほぼ完了し、予定通り研究が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
小型水蒸気発生装置の実用器システムの設計・製作と宇宙での性能予測を行う。 1.平成26年度の結果をもとに、小型水蒸気発生装置の実用器システムを設計・製作する。設計には宇宙環境(無重力、作動圧力範囲)を十分考慮する。 2.制作した小型水蒸気発生装置の実用器をこれまで通り地上の実験室にて作動させ、宇宙環境使用の設計ではあるが、十分なデータを取得し、重力を考慮した数値計算の結果と比較検討する。ここで、定性的定量的な一致が見られた場合、数値計算で予想される、宇宙環境下での作動特性もほぼ一致すると考える。
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