研究課題
本研究の目的は、日昇、日没時に対流圏界面を上下に移動しながら数週間に渡り飛翔し続ける気球実験システムを実現することにある。このため、体積100立方メートルの小型気球と体積10立方メートルのスーパープレッシャー気球を連結したタンデム気球システム、および、見通し限界を越えた通信を可能にする人工衛星経由の通信システムを開発している。本年度は、1. 昨年度製作し、ガス漏れが判明した体積10立方メートルの気球の極部の構造を改修し、気密試験を実施し、60時間以上にわたり気球内外差圧の変化が十分に小さいことを確認した、2. 網とフィルムの固定方法を確立した、3. フィルムの溶着部の性能を評価した、4. フィルムとの摩擦の小さい網を製作した、5. 気象ゾンデを改修し、データをRS232C信号として取り出せることを確認した。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件)
Atmospheric Measurement Techniques
巻: 9 ページ: 5911-5931
10.5194/amt-9-5911-2016
第30回大気圏シンポジウム集録
巻: - ページ: VI-4
平成28年度大気球シンポジウム集録
巻: - ページ: isas16-sbs-2016