現在、宇宙用発電システムでは、主にリチウム電池等が使用されており、エネルギー密度は100~150Wh/kg程度である。厳しい軽量化要求から、更なる高効率化・軽量化された発電システムの実用化が期待される。亜酸化窒素の特徴を利用した高効率で、従来の倍以上のエネルギー密度を有し、無酸素で運転可能で環境に優しい世界に例のない革新的な複合型発電システム技術を実現し、将来のISS等の緊急電源に適用する。宇宙に限定せず、高空/海中等容易に酸素供給が得られない領域での電源装置または集団住宅等の緊急電源、離島/原子力施設等での独立電源装置として有効に活用できる。
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