地熱発電において排出される大量の高温熱水を主な熱源とするソーラータワーと風力タービンを組み合わせた新しい自然エネルギーハイブリッド発電システムを開発することを目的とし、高さ2mの小型のタワーを作製し、基本的特性を明らかにする室内実験を行った。 実験はタワー下部の熱源として熱水プール、熱水を通水させたエロフィンチューブそして両者を組み合わせた3通りの場合について行った。両者を組み合わせた場合、風速2.2-2.4m/sが得られ、風力タービンが回転し発電量30mWを確認した。すなわち、熱源として熱水プールとエロフィンチューブを組み合わせた構造によりハイブリッド発電が可能であることを明らかにした。
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