(1)種々のWをレーザーで溶融させその溶融層の挙動を調べ、特に沸点近傍まで表面温度が上昇した場合は、純Wが液滴放出による損耗の観点から最も望ましい材料であることがわかった。(2)WにAlの被覆を形成し、レーザーやパルスプラズマ照射を行い、ELM様のパルス熱負荷下では、蒸発の潜熱や蒸気遮蔽効果によりWへの熱負荷を減じる効果があることが確認された。(3)蒸気遮蔽効果をPICコードを用いて評価し、実験結果をおおむね説明できることがわかった。(4)表面損傷を持つWモノブロックは、20MW/m^2の熱負荷を印加した場合に、表面損傷が起点となり亀裂が発生しやすいことがわかった。
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