磁気閉じ込め実証炉では、ITERより更にプラズマ加熱パワーが増大することが予測され、最近のSOL幅スケーリングによると、益々ダイバーターに於ける熱集中が起こる傾向になることが予測され、タングステンを熱シンク材に融着させた固体ダイバーターでは、到底除熱できないと推測される。このような問題点を解決する方策として過去10年に渡って本研究代表者は、液体金属をダイバーターに用いる事を提案してきた。最近の結果から、液体を強制流動させる事が熱除去だけでなく粒子制御にも有効であることが分かって来た。本研究課題では、液体金属強制流動の手段として電磁力JxBを用いる事を提案し、その原理検証実験を行った。
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