光造形方式の3Dプリンタで放射線計測用シンチレータを造形する手法の開発を行った。この方式の3Dプリンタでは造形材としてUV硬化樹脂が用いられる。シンチレータとして動作させるために必要な素材の選定と最適な配合比を決定した。また、試作したシンチレータを用いた線源測定の結果、市販のプラスチックシンチレータと比較しても十分な性能があることを確認した。さらに、実際に3Dプリンタで開発したUV硬化樹脂を造形し、造形したものがシンチレータとして動作することも確認した。市販品との比較の結果、同等の性能を示すこともわかった。
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