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2015 年度 研究成果報告書

組織レベルの固定化の意義の再検証~古い記憶制御に対する海馬の役割の解析~

研究課題

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研究課題/領域番号 26640014
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 神経生理学・神経科学一般
研究機関東京農業大学

研究代表者

喜田 聡  東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (80301547)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード脳・神経 / 神経科学 / 記憶制御 / 海馬 / 記憶固定化 / 記憶再固定化
研究成果の概要

記憶固定化の意義として、「組織レベルの固定化 = 海馬非依存的記憶への変化」と考えられている。本課題では、我々が開発した恐怖条件付け文脈課題をベースにした解析系を用いて、他グループの知見を再現しつつ、「古い記憶」の性状を解析し、「組織レベルの固定化」の意義を再考し、「古い記憶」制御に対する海馬の役割を再検証した。その結果、古い恐怖記憶を長く想起させると海馬が活性化され、より正確な記憶が想起され、海馬依存性が高まることが強く示唆された。以上より、組織レベルの固定化が完了した古い記憶の場合、短い想起時間では海馬は活性化されず、海馬が活性化され、正確な記憶が想起されるまでに時間を要すると考察した。

自由記述の分野

分子神経科学

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公開日: 2017-05-10  

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