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2016 年度 研究成果報告書

デスタッチによる癌の退縮誘導療法

研究課題

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研究課題/領域番号 26640068
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関秋田大学

研究代表者

田中 正光  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20291396)

連携研究者 栗山 正  秋田大学, 医学部, 准教授 (30398226)
伊藤 剛  秋田大学, 医学部, 助教 (60607563)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードスキルス胃癌 / 癌関連線維芽細胞 / CAF / アポトーシス
研究成果の概要

CAFは増殖刺激性のサイトカインを産生して癌細胞の増殖を促進するが、同時に直接的な接触を経て癌細胞のデス受容体を刺激し、アポトーシスを誘導する事を見出した(デスタッチ)。
当初予想に反し、不十分な癌細胞死は逆に組織全体の浸潤モードを変換し、悪性度を強める事につながった。逆説的であるが、CAF依存性癌細胞死はアポトーシス小胞を介したフィードバックによりCAFを活性化し、CAFF牽引型の癌浸潤モードを形成する事で、むしろ悪性度の高い播種型の腫瘍を造る結論が得られた。これらの結果は、播種型癌の形成機序について新知見を与えると共に、治療後の腫瘍の再発や悪性転化の機序として示唆と喚起を含むものである。

自由記述の分野

腫瘍生物学

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公開日: 2018-03-22  

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