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2015 年度 実績報告書

がんワクチン効果増強分子メカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26640099
研究機関北海道大学

研究代表者

清野 研一郎  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (20312845)

研究分担者 和田 はるか  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 講師 (70392181)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードがんワクチン
研究実績の概要

4T1乳がん細胞株の中でも特異的に強い免疫原性を持つ4T1-Sを同定した。比較対象として、ATCCから入手した4T1-Aを用いた。同細胞に特異的に発現する分子、特に抗原を検索する意味で、4T1-Aと4T1-SのゲノムDNAをmRNAを次世代シークエンサーで比較した。その結果、十分な発現量があり、mutationを持つ遺伝子が4つ同定された。そのうち一番発現量の高かった分子のcDNAのシークエンスを改めて行ったが、mutationを持つ分子としては発現が見られなかった。ついで2-4番目の分子について検討を行う。4T1-S細胞の免疫学的特性をさらに解析し、T細胞依存性に腫瘍の拒絶が起きること、接種した場合所属リンパ節の腫脹が起き、CD8陽性T細胞やCD11b陽性細胞の増加が見られること、遠隔リンパ節ではそのような反応が見られないことが分かった。今後は、mutation を持つ分子が抗原として提示されるのか、またその分子により上述したような免疫反応が起きるのかどうかについ確認する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of a Highly Immunogenic Mouse Breast Cancer Sub Cell Line, 4T1-S2016

    • 著者名/発表者名
      Hirotake Abe, Haruka Wada, Muhammad Baghdadi, Sayaka Nakanishi, Yuu Usui, Takahiro Tsuchikawa, Toshiaki Shichinohe, Satoshi Hirano and Ken-ichiro Seino
    • 雑誌名

      Human Cell

      巻: 29 ページ: 58-66

    • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [学会発表] T細胞依存的に腫瘍ワクチン効果をもたらす乳がん細胞株の新規取得2015

    • 著者名/発表者名
      臼居優、阿部紘丈、ムハンマド・バグダディ、和田はるか、清野研一郎
    • 学会等名
      第25回KTCC
    • 発表場所
      京都大学(京都府京都市)
    • 年月日
      2015-05-15 – 2015-05-16

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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