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2014 年度 実施状況報告書

真核型シャペロニンと大腸菌翻訳系を組み合せてみる

研究課題

研究課題/領域番号 26640129
研究機関愛媛大学

研究代表者

高井 和幸  愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (40260848)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードシャペロニン / 大腸菌由来無細胞タンパク質合成系
研究実績の概要

コムギ由来のシャペロニンCCTは,他の真核細胞由来のCCTと同様に8つの異なるサブユニットから成っている.これら(αからθまで)に対応するナショナルバイオリソースプロジェクトでクローニングされたcDNAは,合計で11種類あり,その中から8つのサブユニットそれぞれについて,1つ以上,PCRで増幅することを確認した.
また,今後の実験に必要な大腸菌無細胞タンパク質合成系を調製するために必要な培養装置に経年変化に依る故障が見られたので,修理した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験室のある建物の耐震改修工事は見越して計画したが,建物の内装の仕様策定に予想以上に時間がかかったため,着工が予想よりも1ヶ月以上遅くなり,そのために時間の取れる夏休み後半の時期に実験ができなかった.

今後の研究の推進方策

まずは,遅れを取り戻すために,上記8つの配列に関して,無細胞タンパク質合成系用の発現ベクターに組み込み,発現を試みる.その結果次第で,その後の発現方法を検討する.
もし,8つのものの中に強力に発現しないものがある場合には,遺伝子全合成を含め,配列の変更を検討する.そうしたうえで,大腸菌で8つすべての発現が見られるようにする.

次年度使用額が生じた理由

耐震改修工事の準備段階で予想よりも労力と時間がかかったため,11月ころまで物品費を使うような実験が始められなかった.

次年度使用額の使用計画

昨年度物理的に実験ができなかったために使用しなかった,試薬や消耗器具を購入するために用いる.

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公開日: 2016-05-27  

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