再構成型無細胞タンパク質合成システムであるPURE systemにおいて、mRNA配列の変化に対してPURE systemの内部状態がどのように変化するかを、ディープシーケンシングを利用して解析する技術の確立を目指した。開始コドン下流12塩基をランダム化させたmRNAを調製し、これをPURE system中において翻訳させ開始複合体または伸長複合体を取得することにより、リボソームと相互作用したmRNA配列のみを特異的に抽出し、配列解析を行うことによって、mRNA配列の影響を定量的に評価することが可能となった。
|