研究課題
挑戦的萌芽研究
溶液NMRによる蛋白質の立体構造解析には分子量上限が存在し、分子量10万以上の蛋白質で構造決定に成功した例は無い。そこで本研究では分子量10万以上の蛋白質の立体構造決定を可能にする新規NMR構造解析法の開発を目指した。主要な成果としては、1回の測定で2回データを取り込むDouble-acquisition法の開発に成功した。これを13C直接観測法に適用することで高分子量蛋白質に適した高感度検出法を確立することにも成功した。さらに、花成ホルモン受容体の7割の信号帰属にも成功した。
構造生命科学