我々が開発したニワトリCRY4のC末端付近をエピトープとするモノクローナル抗体は、抗原ペプチドとの結合において温度依存性を示す。 本研究では、これを利用し、エピトープをタグとして利用することによって、任意のタンパク質の精製に利用できる可能性を検討した。その結果、グルタチオンSトランスフェラーゼや黄色蛍光タンパク質を温度依存的に精製することに成功した。 本技術は、タンパク質の新しいタグおよび精製方法の確立であり、タンパク質の局在や機能の温度依存的な制御をはじめ、さまざまな分野への応用が期待される。
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