研究代表者(松田憲之)は「ParkinとPINK1がユビキチン化を介してミトコンドリア品質を管理する仕組みの一端を、精製タンパク質を用いて生化学的に試験管内再構成する」ことを研究テーマとして、挑戦的萌芽研究に採択された。そこで、光架橋性アミノ酸BPAを用いて、リン酸化ユビキチンとParkinの結合様式の解明を試みた。 リン酸化Parkinやリン酸化ユビキチンの狙った部位にBPAを導入し、部位特異的な架橋によって相互作用マップを作成し、さらにin silicoモデリングと組み合わせることによって、既知の不活性型Parkinとリン酸化ユビキチンの構造から、両者の新しい複合体モデルを構築した。
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