研究課題
挑戦的萌芽研究
金属製の山形の鋳型を微細加工により作成し、V字溝のあるPDMSを成型した。それに上皮細胞を入れることで、細長い初期集合形態の上皮細胞塊を作ることができた。V字溝の深さ、幅などを調節し、低倍のレンズである程度の本数の溝を観察できるようになった。その結果、細胞集合のある時期で、細胞塊の縦横比が急に小さくなる(丸に近くなる)現象が見られ、上皮細胞がその接着を行いながら全体形状を丸く補正していく機構を持つことが明らかになった。
細胞生物学