C4型への進化に関わるゲノム変異を明らかにするために、キク科Flaveria属植物においてC3型からC4型への進化の途中に位置するC3-C4中間種とC4様種のF2交雑集団を用いて、量的遺伝子座解析を行った。クランツ構造の形成、C4代謝酵素の発現量と発現領域に着目して解析を行った結果、C4代謝酵素の発現量を決める因子は発現領域やクランツ構造の形成に関わる因子と異なる可能性が示唆された。Fluorescence in situ hybridization (FISH)法により、染色体マーカーとなる26S rDNAおよび5S rDNAの可視化がFlaveria属植物において可能となった。
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