研究課題
挑戦的萌芽研究
花を咲かせる植物群である被子植物では、心皮と呼ばれる器官が合着(がっちゃく)により融合し、袋状の雌しべを形成する。袋状の雌しべは内部にある種子を保護するために優れた構造であり、被子植物の生存と生殖に有利にはたらく特徴であると考えられる。本研究では、この心皮合着の分子メカニズムを明らかにするために、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて合着部位を観察するための基本的な手法を確立した。また合着する部位の細胞の性質の詳細を明らかにした。
植物発生学