研究成果の概要 |
本研究では、原核生物型の時計を見出せる可能性を含めて、一般に概日研究で用いられている遺伝子発現の生物発光レポーターをあえて用いず、花弁運動の概日リズムを指標として新規の時計遺伝子の同定を目論んだ。花弁運動突然変異体3つの概日時計遺伝子の発現をリアルタイムPCRで明らかにした。これらのいずれもが、時計遺伝子群(CCA1, LHY1, TOC1)の発現異常を示した。さらに、これらの変異が既存のフィードバック異常とはことなる点も明らかとなった。1つの変異体については、野生型との交配による変異マッピングを行い、染色体マーカーの間にあることが判明した。次世代シーケンス解析で候補塩基置換部位を検出した。
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