純粋培養しているシアノバクテリアSynechococcus leopoliensis CCAP1405/1株は、液体培地で増殖するが、寒天培地では増殖できない。しかし、Bacillus subtilis 168などの従属栄養細菌を共培養すると1405/1株が増殖する。B. subtilis 168のシステイン生合成経路における硫化物の供給によって1405/1株が増殖するようになると推察された。さらにB. subtilis 168は環境と自身の状態に応じて1405/1株の増殖を誘導するかを決定していることが示された。
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